就農を知る

作物ごとの違い

施設野菜

 施設野菜とは、保温や雨よけのためにハウスなどで栽培した野菜のことで、温度・湿度等の生育状況をコントロールすることができるため、収集したデータを活かすIT化が進んでいたり、高付加価値の野菜を栽培する技術も確立されつつあります。近年では異業種からの参入も多く、今後ますます発展が期待される分野です。
 施設栽培の場合は通年で安定した生産が可能なことから、栽培・加工・販売までを一貫して行う6次産業化の取り組みが進んでいます。加工品の企画や販売など、生産だけにとどまらず様々な仕事を経験するチャンスがあります。一方、ある程度の初期投資が必要なことや、栽培コストが高く、大規模化には適さず、作物によって連作障害対策が必要となるなど作業性には工夫が必要となります。