新規就農者
南あわじ市市三條集落の「就農・定着応援プラン」を見て、市三條集落で雇用就農した藤本誠児さん(38)(写真右)が、令和3年11月1日に独立就農しました。
就農・定着応援プラン(以下、プラン)とは、兵庫県が平成30年度から実施している「地域主導型就農・定着応援プロジェクト」において、新規就農者に来てほしいと考える地域が、新規就農者の就農・定着を応援するチームを作り、話し合いを基に、就農希望者が就農の検討に必要となる地域農業情報を積極的に情報発信するために策定するものです。市三條集落では、本プロジェクトの開始後すぐに着手、平成30年12月にプランを策定しています。兵庫県のHPやマイナビ農業のHP等で情報発信していました。
藤本さんは、もともと大阪府の印刷業者で営業職をしていましたが、食に関する仕事をしたい、自分が作ったものを自分で売りたいという思いから、就農を決意し、マイナビ農業のHPで市三條のプランに出会いました。そこから約1年半、プランに親方農家として位置づけられている㈱アクアヴェルデAWAJIの豊田公隆氏(写真左)をはじめとする親方農家のもとで研修を重ね、ついに独立を迎えることになりました。
独立後は、南あわじ市の特産であるたまねぎのほかブロッコリーや白菜等を作付けし、地域で農業をさせていただいているという気持ちを持ちながら、これから農業を始めたいと思っている方々のお手本となるような農業経営者になることを目標にしている、と意気込んでいました。南あわじ市では、引き続き就農希望者の支援や、就農・定着応援プランを策定する地域のバックアップを行っていきます。