会長挨拶

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社労士ネット 会長
鈴木 泰子

「農業で働く人々の意欲の向上に寄与したい」

現在、農業は、規模拡大や法人化、多様化に伴い、常勤者に加えてパートタイマー、短期・季節労働者、外国人材、農業未経験者などの多くの働き手を必要とする経営が増加しています。これらの従業員の労務管理は一般企業並み、あるいはそれ以上に複雑化し、農業をめぐる労働環境は大きく変化しています。また、就農する若者が増加している一方、離農する若者も減らない状況があり、労働条件の改善・透明化、福利厚生の向上などが大きな課題となっています。
その課題克服のため、全国各地で“点”で活動している「農業に強い社労士」を、“線”で結び、更に“面”へと活動を広げ、農業の雇用・労務管理などの経営支援を行う組織として、初代会長入来院重宏社労士を中心に、全国農業会議所の強いご支援により、平成22年に設立致しました。その後平成30年からは、2代会長堀内政徳社労士のご尽力により、着実に歩みを進め、現在に至っております。
活動内容としては、①雇用改善の普及啓発、②農業法人などへの雇用・労務管理の改善に向けた相談、③労働保険、社会保険への加入促進、④定期的な研修会開催などを通じての会員間情報共有・意見交換−などを行っており、“現在100名を超える農業のわかる社労士”が全国から集ってネットワークを結成しています。

我々社労士ネットは、農業の明るい未来を信じる人々の希望が萎まないよう、農業経営者そして労働者の双方が、働く意欲をより向上できるよう少しでもお手伝いできればと思っています。